デジタルホワイトボード

デジタルホワイトボード導入レビュー

2026.10.20

【導入レビュー①】デジタルホワイトボード初心者がミライタッチBizを使ってみた|操作は簡単?

「デジタルホワイトボードは、本当に説明なしで使えるのか。」

Webサイトやカタログに“直感的に操作できる”と書かれていても、実際に使うのは毎日の会議に出る社員です。今回は、ミライタッチBizを導入いただいたAIコミュニケーション様にご協力いただき、デジタルホワイトボードを触るのが初めてという社員の方に、操作説明を受けないまま実機に触れてもらいました。

電源を入れるところから、書く・消す・保存するまで、どこまで一人でたどり着けるのか。スムーズだった操作も、途中で手が止まった操作も、そのまま記録しています。

目次
  1. 今回のレビュー|デジタルホワイトボード初心者が説明なしで触ってみます
    1. レビュー参加者のプロフィールと使用経験
    2. 導入前に感じていたデジタルホワイトボードの印象
    3. 検証条件
  2. 結論|初めてでも、約30秒で書く・消すができた
    1. 今回の実測値
    2. 最初の30秒でできたこと
    3. 最初に迷った操作
  3. まずは電源を入れて、自由に触ってみた
    1. ホーム画面を見て最初に押した場所
    2. ホワイトボードを開くまで
    3. 書く・消す・色を変える
    4. 拡大・縮小
    5. ページ追加
    6. 書いた内容を保存する
    7. 保存したものをスマホで受け取る
  4. 使う前のイメージと、実際に触った印象は違った?
    1. 「でっかいiPad」という事前イメージは当たっていた
    2. スマホ・タブレットに近いと感じた操作
    3. 逆に説明が欲しかった操作
  5. マニュアルを見てから、もう一度試してみた
    1. 手のひらで消せることを知って、評価が変わった
    2. 2回目は、ほとんど迷わなくなった
    3. スマホで受け取るまで
  6. 普通のホワイトボードと比べてどうだった?
    1. 書き心地・操作の違い
    2. 保存・共有できる便利さ
    3. アナログの方が早いと感じた場面
  7. 利用者に聞いた|初めて使った率直な感想
    1. 一番便利だと思った機能
    2. 最初に戸惑ったポイント
    3. 次回から一人で使えそう?
  8. レビュー結果|ミライタッチBizはどんな人ならすぐ使えそう?
    1. 初めてでも使いやすいと感じた人
    2. 最初に覚えておくとよい操作
  9. 実際に使って出てきた疑問
    1. ページはどうやって追加する?
    2. 書いた内容をスマホで受け取るには?
    3. ペンのアイコンが2つあるのは何が違う?
    4. 背景を白くすることはできる?
    5. 指だけでも操作できる?
    6. PCがなくても使える?
    7. 複数人同時に書ける?
    8. まとめ|操作は難しくない。迷うのはボタンの場所だった。

今回のレビュー|デジタルホワイトボード初心者が説明なしで触ってみます

今回のレビューは、次の3つのルールで行いました。

  • 操作説明・マニュアルの事前確認はなし
  • 電源を入れるところから、参加者本人が操作する
  • 制限時間内で自由に触り、詰まったら詰まったまま記録する

つまり「使えるようになった状態」ではなく、「導入初日の社員がどこまでできるか」をそのまま見ています。

試してもらったのは、次の9つの操作です。

 1.電源を入れる
 2.ホワイトボードを開く
 3.何か書く
 4.書いたものを一部だけ消す
 5.ペンの色を変える
 6.拡大・縮小する
 7.ページを追加する
 8.書いた内容を保存する
 9.保存したものをスマホで受け取る

会議でホワイトボードを使うなら、ひととおり必要になる操作です。1つずつ制限時間を決め、時間内にできなければ未完のまま次へ進みました。

レビュー参加者のプロフィールと使用経験

会社名株式会社AIコミュニケーション
お名前・部署・役職Webコンサルティング事業部Sさん
デジタルホワイトボード経験今回が初めて
普段の会議スタイルノートPCをHDMIでモニターに接続
普段使っている端末Windowsノート/iPhone

導入前に感じていたデジタルホワイトボードの印象

まず、デジタルホワイトボードに触る前に印象を伺いました。

「でっかいiPadみたいなイメージです。指で書いて、それをスクリーンショットして共有できる、というくらいの想像でした」

従来のホワイトボードで困っていた点も聞いています。

「共有できないことですね。その場にいない人には分からないので、結局写真を撮るしかない。あとは、消すのが手間です」

この印象が、実際に触ったあとでどう変わったのかを最後に確認します。

検証条件

使用モデルミライタッチBiz 65型/M65CB3X
搭載OSAndroid
設置方法キャスター付きスタンド
使用したもの本体のみ(PC・ケーブル類は接続しない状態)

結論|初めてでも、約30秒で書く・消すができた

結論から言うと、用意した9つの操作のうち7つは、説明なしで完了できました。電源を入れてからホワイトボードに書き始めるまでは14秒、色を変えるところまでで30秒です。一方で「ページを追加する」「書いた内容をスマホで受け取る」の2つは、初見ではたどり着けませんでした。この2つは後半でマニュアルを渡し、自分で調べて解決するまでを追っています。

今回の実測値

電源ON →ホワイトボードに書き始めるまで14秒
電源ON →ペンの色を変えるまで30秒
説明なしで完了できた操作7/9
手が止まった操作2箇所(ページ追加・スマホ共有)
9タスク全体の所要時間2分41秒

最初の30秒でできたこと

  • 電源を入れる(7秒)
  • ホワイトボードアプリを開く(5秒)
  • 指で書く(2秒)
  • 書いたものを一部だけ消す(6秒)
  • ペンの色を変える(10秒)

つまり、電源を入れてから30秒ほどで、ホワイトボードとしての基本動作はひととおりできたことになります。

最初に迷った操作

  • ページを追加する(1分で中断)
  • 保存した内容をスマホで受け取る(50秒で断念)

どちらも機能としては存在するのですが、初見ではどこを押せばいいかわからず、操作を完了することができませんでした。詳しくは後述します。

まずは電源を入れて、自由に触ってみた

ここからは、実際の操作の流れを順番に見ていきます。

ホーム画面を見て最初に押した場所

最初の動作は電源です。リモコンを手に取りかけて少し迷ったあと、本体左下のボタンに手を伸ばしました。迷った時間を含めて7秒です。

本体の立ち上がりは速く、ボタンを押してからホーム画面が表示されるまでは約1秒。待たされる感覚はありませんでした。

ホワイトボードを開くまで

「ホワイトボード……」とつぶやきながら画面を眺め、中央にあった「MIRAI NOTE」のアイコンをタップ。探す時間を含めて5秒でホワイトボードが開きました。アプリ自体の起動は約2秒です。

ただし、この「アプリの名前」については後半で気になる発言が出てきます。そちらは記事の後半で触れます。

書く・消す・色を変える

デジタルホワイトボードで最初に試したくなるのが、この3つです。

書く操作は、迷いがありませんでした。画面が開いた2秒後には、指で線を引いています。ペンを選ぶ操作も、設定を変える操作も必要ありませんでした。

消す操作は「消しゴム、かな?」と口に出しながら画面下部のメニューを確認し、アイコンをタップ。6秒です。

色を変える操作には10秒かかりました。画面下部にペンのアイコンが2つ並んでおり、どちらがどちらか分からず交互にタップ。同じアイコンをもう一度タップするとメニューが開き、色を変えられると分かりました。このとき、もう一方のペンアイコンを指さしてこう言っています。

「これはなんだろう?」

2種類のペンの違いについては、記事後半のFAQで補足します。

拡大・縮小

ここで初めて、思ったとおりに動かない操作が出てきます。

拡大は、まず両手の指を広げる操作を試しましたが反応せず。次に片手でピンチアウトしても変わりません。画面下部のメニューを探して矢印アイコンをタップし、そのうえで片手でピンチアウトすると拡大できました。9秒です。スマートフォンと違い、拡大・縮小はモードを切り替えてから行う操作でした。

ページ追加

つまずいたのはページの追加です。画面左下のメニューをじっと見たあと、一番左のアイコンをタップ。表示されたメニューから「新規」を選び、「保存しない」を押すと、画面には何も残っていない状態になりました。

ページが増えたのか、それとも今書いていたものが消えたのか分からない。同じ操作をもう一度行い、今度は保存を選んで確かめます。ここで検証側から「その操作はファイルの新規作成であって、ページの追加ではない」と伝えました。あらためて同じメニューの中を探しましたが見つからず、1分で中断しています。

このときの答えは、実はもっと近くにありました。後半で本人が自力で見つけています。

書いた内容を保存する

保存は、ここまでで一番スムーズでした。直前のページ追加を試す過程で保存メニューを一度通っていたため、迷いなく12秒で完了しています。結果的に、遠回りが練習になった形です。

保存したものをスマホで受け取る

最後のタスクはつまずきました。画面左下のメニューで、まだ触っていなかったアイコンをタップするとホーム画面に戻ってしまいます。MIRAI NOTEに戻り、一番左のメニューから「開く」「書き出し」「クラウド」を順にタップしますが、いずれも目的の画面ではありませんでした。50秒で断念しています。

使う前のイメージと、実際に触った印象は違った?

「でっかいiPad」という事前イメージは当たっていた

触る前に語られたのは「でっかいiPadみたいなイメージ」でした。実際、書く・消す・色を変えるまでは30秒ほどで到達しており、この点では事前イメージどおりだったと言えます。

スマホ・タブレットに近いと感じた操作

すぐに分かった操作について聞くと、理由まで説明してくれました。

「ペンの色を変えることや、拡大・縮小などです。メニューのアイコンに既視感があったからだと思います」

アイコンの見た目が普段使っているアプリに近いため、意味を推測できたということです。一方で拡大・縮小は、ピンチ操作そのものは思い浮かんでも、モードの切り替えが必要という点で一度手が止まりました。

逆に説明が欲しかった操作

手が止まったのは、ページの追加、スマホでの受け取り、そして2種類あるペンの違いの3つでした。いずれも「一度教われば済むこと」で、操作そのものが難しいわけではありません。

もうひとつ、触る前には想像していなかった戸惑いがありました。

「ホワイトボードと言いつつ、背景色などが“ホワイト”ではない点ですね。『ホワイトボードを開いてください』と言われたときに、これがホワイトボードなのかなと少し戸惑いました。ホワイトボードのアプリ名が『MIRAI NOTE』だと分かっていれば、大丈夫だと思います」

今回の検証機は、アプリ起動時の背景が黒に近い色に設定されていました。背景色は設定で変更できるため、導入時に白へ変えておくか、社内で「ホワイトボード=MIRAI NOTE」と共有しておくと、初日の迷いを1つ減らせます。

マニュアルを見てから、もう一度試してみた

ここからは条件を変え、マニュアルを渡して、できなかった操作を自分で調べてもらいました。

お客様には以下のような簡単操作ガイドをお渡ししています。

マニュアルを開いた時点で、反応が変わります。

「へー!こんなことができるんだ!」

先ほどつまずいたページの追加も、マニュアルを見てすぐにわかりました。画面右下の「+」マークを押すと、新しいページを追加できます。

スマホでの受け取り方も見当がついた様子でした。

操作方法を動画で確認したい方は、企業向けのYouTubeチャンネルもありますので、あわせてご覧ください。

https://www.youtube.com/@miraitouch_biz

手のひらで消せることを知って、評価が変わった

マニュアルを見て、一番反応が大きかったのはこの機能でした。

「これ見てください!手のひらで画面上をこするようにすると、黒板消しのように消せるんです!ツールを切り替えなくていいので、便利ですよね」

初見テストでは、消す操作のたびに画面下部のメニューから消しゴムを選んでいました。手のひらで消せると知っていれば、この6秒はゼロになります。

会議中に何度も繰り返す操作だけに、ここは最初に共有しておきたいポイントです。

2回目は、ほとんど迷わなくなった

あらためて同じ操作を通してみると、ホワイトボードを開くところから保存まで、それぞれ1秒ほどで進みました。初見では合計30秒以上かかっていた一連の動作です。

メニューの場所さえ分かれば、操作自体につまずく要素はほとんどない、というのが率直な結果でした。

スマホで受け取るまで

最後まで手こずったのが、この操作です。

まず画面右側のバーからQRコードのマークを探しますが、見つかりません。次に画面左下のメニューでまだ触っていなかったボタンを順に試したところ、PNGまたはPDFで書き出すメニューが表示されます。どちらかを選ぶとQRコードが表示され、スマートフォンで読み取って受け取ることができました。所要時間はおよそ2分です。

従来は「写真を撮るしかない」と話していた共有作業が、書き出し+QRコードの読み取りに置き換わったことになります。

普通のホワイトボードと比べてどうだった?

書き心地・操作の違い

「インク切れがない点です。書き心地もめちゃくちゃ良くて、自分の書きたいところに書けて書きやすいです」

マーカーの残量を気にしなくていいこと、狙った位置に線が引けること。書く道具としての評価は、初見の時点で高いものでした。

保存・共有できる便利さ

導入前に挙がっていた不満は「共有できない」「その場にいない人に分からない」「写真を撮るしかない」の3つでした。今回、書いた内容をPNG/PDFで書き出し、QRコードからスマートフォンで受け取るところまで実際に試せています。撮影して送るという工程が、書き出して読み取るという工程に変わりました。

アナログの方が早いと感じた場面

正直なところを聞いてみると、返ってきたのはこの一言だけでした。

「電源をつけて立ち上げる手間くらいで、他にはないです」

その電源についても、実測では押してから14秒後には書き始めています。

利用者に聞いた|初めて使った率直な感想

一番便利だと思った機能

「書く場所がなくなったときに縮小して、また別のスペースを使えるところです。ただ、これに“1ページ”という概念があるのかが分からないです」

紙やホワイトボードなら、書ける範囲は物理的に決まっています。画面を縮小すれば書く場所が増えるという体験は、アナログにはないものでした。同時に、それが「ページ」なのかどうかが分からないという疑問も残っています。初見テストでページの追加につまずいたことと、根は同じでした。

最初に戸惑ったポイント

挙がったのは、ページを作ること、スマホで受け取ること、ペンの違いが分からなかったことの3つです。

次回から一人で使えそう?

「はい、ある程度は使えそうです。不安があるとすれば、ページの概念や、分からないアイコンの意味を知りたいという点です」

「操作が難しい」ではなく「意味が分からないアイコンがある」。これが、初日の率直な感想でした。

レビュー結果|ミライタッチBizはどんな人ならすぐ使えそう?

初めてでも使いやすいと感じた人

今回の結果から言えるのは、スマートフォンやタブレットを日常的に使っている人であれば、書く・消す・色を変えるまでは説明なしで到達できるということです。実測で30秒でした。アイコンの見た目から意味を推測できる操作は、ほぼ自力で進んでいます。

一方で、アイコンの形から機能を推測できない操作(外部への書き出し)は、初見では見つけられませんでした。裏を返せば、ここさえ最初に共有しておけば、初日から一人で使える状態に近づきます。

最初に覚えておくとよい操作

今回つまずいた箇所から逆算すると、導入時に共有しておきたいのは次の4つです。

  • 手のひらでこすると、黒板消しのように消せる(ツールの切り替えが不要)
  • ページの追加は画面右下の「+」。ページ番号を押すと、ページ一覧が見られる。
  • 拡大・縮小は、メニューでモードを切り替えてからピンチ操作
  • スマホで受け取るときは、共有(PNG/PDF)を選ぶとQRコードが表示される

所要時間にすれば5分ほどの説明です。この5分があるかないかで、初日の体験はかなり変わります。

実際に使って出てきた疑問

ページはどうやって追加する?

画面右下の「+」マークから追加できます。画面左下のメニューにある「新規」はファイルそのものの新規作成なので、別の機能です。今回のレビューでは、ここを取り違えて手が止まりました。

書いた内容をスマホで受け取るには?

共有ボタンからPNGまたはPDFを選ぶと、QRコードが表示されます。これをスマートフォンのカメラで読み取ると受け取れます。なお、画面右側のバーにあるQRコードのアイコンは本体のカメラが起動する別機能で、共有用ではありませんでした。

ペンのアイコンが2つあるのは何が違う?

2種類のペンを登録しておき、太さや色を切り替えながら使えるようになっています。それぞれのアイコンをもう一度タップすると、設定メニューが開きます。

背景を白くすることはできる?

メニューボタン内の設定から背景の色やテンプレートを変更できます。今回の検証機は黒に近い背景に設定されていました。

指だけでも操作できる?

できます。今回のレビューは最初から最後まで指だけで操作しており、専用ペンは使っていません。書く・消す・拡大・縮小のいずれも指で行えました。

PCがなくても使える?

使えます。今回はPCもケーブルも一切接続せず、本体の電源を入れるところから検証しています。ホワイトボードアプリは本体に内蔵されているため、単体でそのまま使えました。

複数人同時に書ける?

できます。2人同時に使用してみましたが、遅延などもなく、スムーズに書くことができました。

まとめ|操作は難しくない。迷うのはボタンの場所だった。

デジタルホワイトボードを初めて触った結果は、9つの操作のうち7つが説明なしで完了、というものでした。書く・消す・色を変えるまでは30秒。つまずいたのは「ページの追加」と「スマホでの受け取り」の2つで、どちらも操作の難しさではなく、ボタンの場所が分からないことが原因でした。

そして、手のひらで消せることを知ったときの反応が、この日いちばん大きなものでした。最初の5分の説明があるかどうかで、初日の印象は変わります。

次回は、会議で必ず発生する「PCの画面を映す」作業を試します。Connect Pro+を使い、ケーブルなしでどこまで簡単に投影できるのか。接続を始めてから画面が映るまでの時間を実測します。

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著者

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    柳 颯人(Yanagi Hayato)
    さつき株式会社 ITソリューション事業部
    マーケティング部 マネージャー

    大学卒業後、2017年にベンチャー企業で採用コンサルタントとして求人広告や人材紹介の営業に従事。
    2020年にさつき株式会社へ入社し、教育機関向け電子黒板『MIRAI TOUCH』の営業に携わる。年間1,000台以上の電子黒板を教育機関へ販売し、2023年よりマーケティング・広報・販促企画を担当。現在では、法人向けデジタルホワイトボード『MIRAI TOUCH Biz』の立ち上げ、プロモーションに加え、営業活動も並行して行っている。

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