デジタルホワイトボード

2026.01.08

デジタルホワイトボードの費用対効果を徹底解剖!稟議に通るROI算出法と失敗しない選び方

「遠隔地のメンバーとの共同作業がスムーズにいかない」「議事録作成に時間がかかりすぎる」「会議のペーパーレス化が進まない」。
このような課題を感じ、解決策としてデジタルホワイトボードに関心をお持ちではないでしょうか。

しかし、導入を具体的に考え始めると、「高額な投資に見合う効果は本当にあるのか?」「稟議を通すために、上司や決裁者をどう説得すれば良いのか?」といった新たな壁に直面します。
高価な買い物だからこそ、失敗は絶対に避けたいものです。

この記事では、そんなあなたの悩みを解決します。
客観的なデータに基づいた費用対効果の算出方法から、自社に最適な製品を選ぶための具体的なポイント、そして導入で失敗しないための注意点まで、必要な情報をすべて網羅しました。
この記事を読めば、自信を持ってデジタルホワイトボードの導入検討を進め、稟議を通すための強力な武器を手に入れることができるでしょう。

 

目次
  1. そもそもデジタルホワイトボードとは?基本からわかる3つのポイント
    1. 1. 従来のホワイトボードやプロジェクターとの決定的な違い
    2. 2. これだけは押さえたい!主な機能とできること
    3. 3. OSやメーカーによる特徴(ミライタッチBiz・アイリスオーヤマなど)
  2. 【本題】デジタルホワイトボードの費用対効果は?投資価値を「見える化」する算出法
    1. 定量効果:会議時間・印刷代・出張費のコスト削減額をシミュレーション
    2. 定性効果:数値化しにくい「生産性向上」や「コラボレーション強化」の価値
    3. 【実践】ROI(投資利益率)を算出して稟議を通すためのフレームワーク
  3. 導入前に知るべき総所有コスト(TCO)の全貌
    1. 初期導入コストの内訳(本体価格・設置工事費・設定支援費)
    2. 見落としがちなランニングコスト(ソフトウェアライセンス料・保守費用・電気代)
    3. サイズ・機能別に見る価格相場と法定耐用年数
  4.  【業界別】デジタルホワイトボード活用事例と導入効果
  5. 失敗しないデジタルホワイトボードの選び方5つのポイント
    1. Point 1:導入目的の明確化(「何となくDX」は失敗のもと)
    2. Point 2:利用シーンに合ったサイズと機能を見極める
    3. Point 3:操作性(ITに不慣れな人でも直感的に使えるか)
    4. Point 4:【要注意】無料オンラインツール(Miro等)との比較検討
  6. 投資効果を最大化する!導入後の戦略的ロードマップ
    1. PoC(概念実証)でスモールスタートするメリット
    2. 活用を定着させる社内トレーニングとサポート体制の構築
    3. IT導入補助金などの助成金活用でコストを抑える
    4. KPIを設定し、定期的な効果測定と改善を繰り返す
  7. デジタルホワイトボードに関するよくある質問(FAQ)
    1. Q. 導入後のメンテナンスやサポート体制はどうなっていますか?
    2. Q. リース契約と購入、どちらがお得ですか?
  8. まとめ:デジタルホワイトボードを「賢い投資」にするための最終チェックリスト

そもそもデジタルホワイトボードとは?基本からわかる3つのポイント

デジタルホワイトボードの導入を検討し始めたばかりの方に向けて、まずは基本から解説します。
このツールは単なる電子的な板書ツールではありません。
会議や情報共有、さらには組織全体のコラボレーションのあり方を根本から変える可能性を秘めています。

 

1. 従来のホワイトボードやプロジェクターとの決定的な違い

デジタルホワイトボードの価値は、私たちが慣れ親しんだツールと比較すると非常によくわかります。
最大の違いは、情報が一方通行にならず、双方向のやり取り(インタラクティブ性)が生まれる点です。

比較項目デジタル
ホワイトボード
従来のホワイトボードプロジェクター
書き込み画面に直接書き込み可能手書きのみ書き込み不可
保存・共有ワンタッチでデータ化、即時共有写真撮影が必要不可
遠隔地との連携リアルタイムで画面共有・共同編集が可能不可画面共有のみ(一方通行)
双方向性参加者が書き込める高い双方向性限定的(その場にいる人だけ)なし

従来のホワイトボードでは、会議が終われば書かれた内容は消されてしまいます。
また、プロジェクターは発表者のPC画面を映すだけで、参加者は受け身になりがちでした。
デジタルホワイトボードは、これらのツールの良い点を兼ね備え、さらにリアルタイムでのデータ連携を可能にした革新的なツールなのです。

 

2. これだけは押さえたい!主な機能とできること

デジタルホワイトボードには多彩な機能が搭載されていますが、特に重要な基本機能を理解しておきましょう。
これらの機能が組み合わさることで、会議の準備から議事録共有までの一連の流れが劇的に効率化されます。
メーカーによっては一部の機能が非搭載の場合もありますが、ミライタッチBizは主要な機能をすべて標準搭載しています。

主要機能具体的な内容活用シーン例
手書き入力専用ペンや指で、滑らかに文字や図形を書き込める。– アイデア出しのブレインストーミング
– 図解を交えた説明
画面共有PCやタブレットの画面をワイヤレスで投影し、操作できる。– 各自の資料を用いたプレゼンテーション
– デザインや図面のレビュー
データ保存・共有板書した内容を画像やPDFとして保存し、メールやクラウドで共有。– 議事録の即時共有
– 会議内容の備忘録作成
Web会議連携カメラ・マイク・スピーカーを内蔵し、遠隔地の参加者と接続。– ハイブリッド会議の開催
– 拠点間の共同作業

これらの機能により、会議のたびに大量の資料を印刷したり、終了後に議事録をまとめ直したりする手間が不要になります。

 

3. OSやメーカーによる特徴(ミライタッチBiz・アイリスオーヤマなど)

製品を選ぶ第一歩として、搭載されているOSやメーカーごとの特徴を知っておくことが重要です。
自社のIT環境や使い方に合った製品群を絞り込むためのヒントになります。

OSの種類特徴
Android搭載モデル– 起動が速く、電源ONですぐに使える
– スマホのように直感的な操作が可能
– 比較的安価なモデルが多い
Windows/ChromeOS 搭載モデル– 普段使っているPCと同じ感覚で操作できる
– Officeソフトなど既存のOSアプリとの互換性が高い
– 汎用性が高い

また、市場には様々なメーカーが存在します。
例えば、書く・映す・つなぐといった動作が一度に完結し、Windows/ChromeOS搭載の「ミライタッチBiz」や、AI機能を搭載した「アイリスオーヤマ」、オフィス機器との連携に優れた「リコー」など、それぞれに得意分野があります。
まずはOSを軸に、自社の用途に合ったメーカーをいくつかピックアップしてみましょう。

 

【本題】デジタルホワイトボードの費用対効果は?投資価値を「見える化」する算出法

ここからが本題です。
多くの担当者が最も知りたい「本当に元が取れるのか?」という疑問に、具体的な計算方法を提示して答えます。
漠然としたメリットだけでなく、投資価値を客観的な数値で「見える化」し、自信を持って稟議に臨むためのフレームワークを解説します。

 

定量効果:会議時間・印刷代・出張費のコスト削減額をシミュレーション

費用対効果を説明する上で最も説得力を持つのが、数値で示せるコスト削減効果です。
ここでは、具体的なモデルケースを基に、どれくらいの金銭的メリットが生まれるかをシミュレーションします。
ぜひ、ご自身の会社の数値を当てはめて計算してみてください。

シミュレーションの前提条件 
従業員数50 名
参加者の平均時給3,000 円
1枚あたりの印刷コスト5 円
1回あたりの出張コスト50,000 円

1. 会議時間短縮によるコスト削減
資料準備の効率化や迅速な意思決定により、会議時間が20%短縮されたと仮定します。

項目計算内容金額
月間の総会議時間100 時間
月間の削減時間100時間 × 20%20 時間
平均参加人数5 名
月間削減コスト20時間 × 5名 × 3,000円300,000 円
年間削減コスト300,000円 × 12ヶ月3,600,000 円

2. ペーパーレス化によるコスト削減
会議資料の印刷が不要になったと仮定します。

項目計算内容金額
月間の印刷枚数5,000 枚
月間削減コスト5,000枚 × 5円25,000 円
年間削減コスト25,000円 × 12ヶ月300,000 円

3. 出張費削減によるコスト削減
Web会議の質が向上し、月5回の出張が2回に減ったと仮定します。

項目計算内容金額
月間の出張削減回数5回 – 2回3 回
月間削減コスト3回 × 50,000円150,000 円
年間削減コスト150,000円 × 12ヶ月1,800,000 円

このモデルケースでは、3つの項目を合計するだけで、年間570万円ものコスト削減効果が見込める計算になります。

定性効果:数値化しにくい「生産性向上」や「コラボレーション強化」の価値

コスト削減効果は非常に重要ですが、デジタルホワイトボードの本当の価値はそれだけではありません。
意思決定の迅速化やアイデア創出の活性化といった、金額に換算しにくい「定性効果」こそが、企業の競争力を中長期的に高めます。
これらの効果も稟議書に盛り込むことで、導入の意義をより深く伝えることができます。

定性効果具体的な変化企業価値への貢献
意思決定の迅速化その場で情報を集約し、合意形成がスムーズになる。新商品やサービスの市場投入までの期間を短縮できる。
アイデア創出の活性化参加者全員が自由に書き込めるため、議論が活発になる。新たなイノベーションや業務改善のアイデアが生まれやすくなる。
従業員のエンゲージメント向上会議への参加意識が高まり、主体的に関わるようになる。従業員満足度が向上し、優秀な人材の離職率低下に繋がる。
企業ブランドイメージ向上先進的なツールを導入している企業として認知される。DXを推進する先進企業として、採用活動や取引で有利になる。

これらの定性的なメリットは、直接的な売上増やコスト削減にすぐ結びつかなくても、組織の成長を支える土台となる重要な要素です。

 

【実践】ROI(投資利益率)を算出して稟議を通すためのフレームワーク

最後に、これまで見てきた効果をまとめて、投資の妥当性を客観的に示す指標「ROI(投資利益率)」を算出しましょう。
ROIは、投資したコストに対してどれだけの利益(コスト削減含む)が生まれたかを示す数値です。

ROIの計算式
ROI (%) = (年間削減コスト) ÷ (総投資コスト) × 100

例えば、先ほどのシミュレーションで算出した年間削減コスト(570万円)と、後述する総投資コスト(仮に200万円)を使って計算してみましょう。

ROI = 5,700,000円 ÷ 2,000,000円 × 100 = 285%

この場合、投資額に対して285%のリターンがある、非常に効果の高い投資であると説明できます。
また、「投資回収期間」という考え方もあり、この場合は 200万円 ÷ 570万円 ≒ 0.35年、つまり約4ヶ月で投資コストを回収できる計算になります。
この数値を提示することで、稟議の説得力は格段に増すでしょう。

 

導入前に知るべき総所有コスト(TCO)の全貌

費用対効果を正確に判断するためには、本体価格だけでなく、導入から運用、廃棄までにかかる全てのコスト、すなわち「総所有コスト(TCO: Total Cost of Ownership)」を把握することが不可欠です。
予算計画を立てる際に見落としがちな費用項目もしっかり確認しておきましょう。

 

初期導入コストの内訳(本体価格・設置工事費・設定支援費)

まず、導入時に一度だけ発生するコストです。
本体価格以外にも、設置環境に応じた費用がかかる場合があります。

項目費用の目安備考
本体価格30万円 ~ 200万円サイズや機能、メーカーによって大きく変動します。
設置工事費数万円 ~ 数十万円壁掛け工事やスタンド設置、配線作業などが必要です。
初期設定・導入支援費数万円 ~ 数十万円ネットワーク設定や既存システムとの連携を依頼する場合に発生します。

見積もりを取る際は、これらの項目がすべて含まれているかを確認することが重要です。

 

見落としがちなランニングコスト(ソフトウェアライセンス料・保守費用・電気代)

次に、導入後に継続的に発生するコストです。
長期的な視点で予算を組むために、これらの費用も必ず考慮に入れましょう。

項目費用の目安(年間)備考
ソフトウェアライセンス料月額数千円~/ユーザー特定の専用ソフトウェアやWeb会議ツールを利用する場合に必要です。
メンテナンス・保守費用数万円~故障時の修理対応や定期点検を含む保守契約を結ぶ場合に発生します。
消耗品費数千円~専用ペンの交換やクリーニング用品などです。
電気代数千円~数万円ディスプレイサイズや稼働時間によって変動します。

これらのランニングコストを含めて、長期的な費用対効果を検討することが賢明です。

 

サイズ・機能別に見る価格相場と法定耐用年数

デジタルホワイトボードの本体価格は、主に画面サイズによって大きく変動します。
利用する会議室の広さや参加人数に合わせて選びましょう。

画面サイズ(インチ)価格帯の目安推奨される会議室の規模
5530万円 ~~ 6名程度
6540万円 ~~ 10名程度
7560万円 ~~ 20名程度
8680万円 ~20名以上

また、経理上の資産として計上する場合、デジタルホワイトボード(電子黒板)の法定耐用年数は一般的に「器具及び備品」の「事務機器、通信機器」に該当し、5年とされています[1]。
減価償却を考慮する際の参考にしてください。

 【業界別】デジタルホワイトボード活用事例と導入効果

「自分の会社でも本当にうまく活用できるだろうか?」という不安を払拭するために、具体的な成功事例を紹介します。
自社のビジネスに近い事例を見ることで、導入後のイメージをより具体的に描くことができるはずです。

業界主な課題デジタルホワイトボードによる解決策導入効果
製造・建設業– 図面の属人化
– 遠隔地との情報共有
– 図面を大画面に表示し、直接書き込んで指示
– リアルタイムで工程表を更新・共有
– 準備工数や紙資料の削減
迅速な情報共有
オフィスワーク– 拠点間のコミュニケーション不足
– ハイブリッド会議の質の低下
– 遠隔拠点と同じ画面を共有し、共同編集
– 高品質なカメラ・マイクで臨場感のある会議
– 出張費の大幅な削減
– 意思疎通の質の向上
自治体– 拠点間の情報共有の遅れ
– 議事録の作成に時間がかかる
– 複数拠点をオンラインで接続し、Web会議と連携
– 板書内容をQRコードで共有
– 移動時間・コストの削減
– 作業工数の削減

失敗しないデジタルホワイトボードの選び方5つのポイント

「高かったのに、結局誰も使っていない」という最悪の事態を避けるため、製品選定で絶対に外せないチェックポイントを5つに絞って解説します。
営業担当者の言葉を鵜呑みにせず、自社のニーズに本当に合った一台を選び抜きましょう。

Point 1:導入目的の明確化(「何となくDX」は失敗のもと)

最も重要なのは、「なぜ導入するのか」「導入して何を解決したいのか」を明確にすることです。

  • 会議のペーパーレス化を徹底したい
  • 遠隔拠点との設計レビューを円滑にしたい
  • 研修の質を向上させたい

目的が具体的であれば、必要な機能やスペック、サイズがおのずと決まります。
「流行っているから」「DXを進めたいから」といった曖昧な理由での導入は、使われない高価なオブジェを生むだけです。

Point 2:利用シーンに合ったサイズと機能を見極める

導入目的が明確になったら、具体的な利用シーンを想定しましょう。

  • 役員会議室で、外部との重要なWeb会議に使うのか?
  • 現場のミーティングスペースで、日々の進捗確認に使うのか?

前者であれば、高画質カメラや高性能マイクを搭載したハイエンドモデルが適しています。
後者であれば、基本的な書き込みと画面共有ができれば十分かもしれません。
利用シーンに合わないオーバースペックな製品は、無駄なコストになるだけでなく、操作が複雑で敬遠される原因にもなります。

Point 3:操作性(ITに不慣れな人でも直感的に使えるか)

どんなに多機能でも、使いこなせなければ意味がありません。
特に、ITツールに不慣れな従業員でも、説明書を読まずに直感的に使えるかどうかは非常に重要なポイントです。
可能であれば、ショールームで実機に触れたり、デモ機を貸し出してもらったりして、複数人で操作性を確かめることを推奨します。
シンプルな操作性が、利用定着の鍵を握ります。

Point 4:【要注意】無料オンラインツール(Miro等)との比較検討

「そもそも、高価な専用ハードウェアまで本当に必要なのか?」という視点は必ず持ちましょう。
MiroやClickUpのような無料または低価格のオンラインホワイトボードツールも高機能です。
自社の目的がこれらのツールで達成できるのであれば、それに越したことはありません。

比較項目有料デジタルホワイトボード無料オンラインツール(Miroなど)
初期コスト高額ほぼゼロ(既存PCを利用)
書き心地・視認性専用ハードウェアで優れているPCの性能やディスプレイに依存
Web会議連携本体にカメラ・マイク等が統合されシームレス各自のPC環境に依存
セキュリティ高度なセキュリティ機能を搭載したモデルが多いプランによる(機密情報の扱いは注意が必要)
サポート手厚い導入・運用サポート基本的に自己解決

大人数が集まる会議室での利用や、書き心地、セキュリティを重視する場合は専用ハードウェアに軍配が上がります。
一方で、リモート中心の小規模チームであれば、オンラインツールで十分な場合も多いでしょう。
両者を比較検討することで、本当に必要な投資かどうかを見極めることができます。

投資効果を最大化する!導入後の戦略的ロードマップ

デジタルホワイトボードは、導入して終わりではありません。
むしろ、導入後、いかに組織に定着させ、活用を促進していくかが投資効果を最大化する鍵となります。
「導入したけれど、一部の人しか使っていない」という事態を防ぎ、成功へと導くためのロードマップを解説します。

PoC(概念実証)でスモールスタートするメリット

全社一斉に導入する前に、まずは特定の部署やプロジェクトで試験的に導入する「PoC(Proof of Concept:概念実証)」を実施することをお勧めします。

  • 効果の事前検証: 本格導入前に、実際の業務でどれくらいの効果があるかを小規模で検証できます。
  • 課題の洗い出し: 運用上の問題点や、自社に必要な機能・不要な機能を具体的に把握できます。
  • リスクの低減: 万が一、期待した効果が得られなくても、投資を最小限に抑えられます。

PoCで得られた成功体験や運用ノウハウは、全社展開する際の強力な推進力となります。

活用を定着させる社内トレーニングとサポート体制の構築

新しいツールを導入する際は、従業員向けのトレーニングが不可欠です。

  • 導入研修会の実施: 全従業員を対象に、基本的な操作方法や活用事例を紹介する研修会を開きましょう。
  • 推進担当者の設置: 各部署にツールの活用を推進する担当者を置き、身近な相談窓口とします。
  • ヘルプデスクの開設: 操作方法がわからない時に気軽に質問できるサポート体制を整えましょう。

利用が軌道に乗るまで、粘り強くサポートを続けることが定着への近道です。

IT導入補助金などの助成金活用でコストを抑える

国や地方自治体は、中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するため、様々な補助金・助成金制度を用意しています。
デジタルホワイトボード(インタラクティブホワイトボード)も、「IT導入補助金」などの対象となる場合があります。
これらの制度をうまく活用することで、初期導入コストを大幅に軽減できる可能性があります。
自社が対象となる制度がないか、一度情報収集をしてみる価値は十分にあります。

KPIを設定し、定期的な効果測定と改善を繰り返す

導入効果を客観的に評価し、継続的に改善していくために、KPI(重要業績評価指標)を設定しましょう。

  • 会議時間: 平均会議時間の変化
  • 印刷枚数: 会議関連の印刷枚数の変化
  • プロジェクト完了率: 導入前後のプロジェクト完了率やリードタイムの変化

これらの数値を定期的にモニタリングし、目標に達していない場合は原因を分析します。
そして、ツールの使い方を見直したり、新たな活用法を共有したりすることで、投資効果をさらに高めていくことができます。

デジタルホワイトボードに関するよくある質問(FAQ)

ここでは、導入検討段階でよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
最後の不安や疑問点を解消するためにお役立てください。

Q. 導入後のメンテナンスやサポート体制はどうなっていますか?

A. 多くのメーカーや販売代理店が、年間契約の保守サポートプランを提供しています。
プランの内容は様々ですが、一般的には定期点検、故障時のオンサイト修理(技術者が訪問して修理)、代替機の貸し出し、電話やメールでのヘルプデスクサポートなどが含まれます。
契約前に、サポートの範囲や対応時間などをしっかり確認しておくことが重要です。

Q. リース契約と購入、どちらがお得ですか?

A. どちらが良いかは、企業の財務状況や方針によって異なります。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

  • 購入のメリット:
    • 長期的に見れば総支払額はリースより安くなる。
    • 会社の資産として計上できる。
  • リースのメリット:
    • 月々の支払いで済むため、高額な初期費用が不要。
    • 費用を経費として処理できる。
    • 契約期間終了後、最新機種に入れ替えやすい。

初期投資を抑えたい場合はリース、長期的な総コストを重視し、資産として保有したい場合は購入が適していると言えるでしょう。

まとめ:デジタルホワイトボードを「賢い投資」にするための最終チェックリスト

デジタルホワイトボードは、適切に導入・活用すれば、組織の生産性を飛躍的に向上させる強力なツールです。
しかし、そのためには事前の準備と戦略が不可欠です。
最後に、この記事の要点をまとめた最終チェックリストをご用意しました。
意思決定を下す前に、すべての項目がクリアできているか確認してみてください。

  • [ ] 導入目的は具体的か?
    (「何となくDX」ではなく、「〇〇業務の効率化」のように明確になっているか)
  • [ ] 定量・定性両面での効果を試算したか?
    (コスト削減額だけでなく、生産性向上などのメリットも言語化できているか)
  • [ ] 総所有コスト(TCO)を把握しているか?
    (本体価格だけでなく、設置費やランニングコストも考慮した予算を組んでいるか)
  • [ ] 無料ツールで代替できないか検討したか?
    (なぜ無料ツールではなく、高価な専用ハードウェアが必要なのかを説明できるか)
  • [ ] 操作性を実機で確認したか?
    (ITに不慣れな人でも直感的に使えることを確認したか)
  • [ ] 導入後の運用計画は立てているか?
    (トレーニングやサポート体制など、定着させるためのプランはあるか)

このチェックリストをすべてクリアできれば、あなたの会社にとってデジタルホワイトボードは、単なる「コスト」ではなく、未来の成長を生み出す「賢い投資」となるはずです。
自信を持って、次のステップへと進んでください。


脚注
[1] 国税庁, 「耐用年数(器具・備品)(その1)」

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著者

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    柳 颯人(Yanagi Hayato)
    さつき株式会社 ITソリューション事業部
    マーケティング部 マネージャー

    大学卒事業後、2017年にベンチャー企業で採用コンサルタントとして求人広告や人材紹介の営業に従事。
    2020年にさつき株式会社へ入社し、教育機関向け電子黒板『MIRAI TOUCH』の営業に携わる。年間1,000台以上の電子黒板を教育機関へ販売し、2019年よりマーケティング・広報・販促企画を担当。現在では、法人向けデジタルホワイトボード『MIRAI TOUCH Biz』の立ち上げ、プロモーションに加え、営業活動も並行して行っている。

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