企業内での会議では、ホワイトボードを使ってアイデアや意見を共有したり、スケジュールや進捗を管理したりすることが多いのではないでしょうか?しかし、リモートワークが増えたり、オフィススペースが限られたりする中で、ホワイトボードを使うことが難しくなっている場合もあるかもしれません。
そこで、この記事では、ホワイトボードの代わりになるものとして、オンラインホワイトボードやデジタルホワイトボード(電子黒板)という二つのカテゴリーのツールを紹介します。これらのツールは、会議でのコミュニケーションを効率的に行うことができます。また、それぞれの特徴やおすすめの製品もご紹介します。
ホワイトボードの代わりになるツールとは?
物理的なホワイトボードは確かに便利ですが、リモートワークや多拠点での業務が増える現代において、その機能に限界を感じることも多くあります。
そこで、ここでは、ホワイトボードの代わりになる新しい形のツール、具体的にはオンラインホワイトボードとデジタルホワイトボードについて詳しく解説します。
オンラインホワイトボード
オンラインホワイトボードは、インターネットを介して複数の人が同時にアクセスし、共同作業ができるツールです。一般的にはPCなどで使用します。
これにより、リモートワークや多拠点での業務でも、まるで同じ場所にいるかのようにスムーズなコミュニケーションが可能です。特に、Microsoft WhiteboardやMiroなどは、多機能でありながら操作性も優れています。これらのオンラインホワイトボードは、ブレーンストーミングからプロジェクト管理、さらには教育用途まで、多岐にわたる用途で活用されています。
デジタルホワイトボード(電子黒板)
デジタルホワイトボードは、タッチパネルや特殊なペンで操作できる電子版のホワイトボードです。
物理的なホワイトボードと比べて、消耗品を必要としない、データの保存と共有が容易である、多機能であるなどのメリットがあります。例えば、リコーのインタラクティブホワイトボードは、高解像度で多機能ながら操作が直感的であり、大規模な会議でも活躍します。
デジタルホワイトボードについては、「デジタルホワイトボード(電子黒板)で会議を円滑に|具体的なメリットとその活用術」で解説しています。ぜひ合わせて読んでみてください。
そもそも企業内でのホワイトボードの使い方は?
企業内でのホワイトボードの使い方はさまざまですが、主に以下のような目的で活用されています。
会議で出た意見をまとめる
会議では、ブレインストーミングやアイデア出し、問題解決などで、参加者から様々な意見が出されます。これらの意見を可視化するために、ホワイトボードに書き出したり、付箋やマーカーを使って分類したりすることがあります。これによって、全体像や関連性がわかりやすくなります。また、記録や共有も容易になります。
チームのスケジュール管理
チームのスケジュールやタスクを一覧で表示することで、進捗状況や責任者を把握したり、優先順位を決めたりすることができます。また、変更や追加があった場合にもすぐに反映することができます。
オンラインホワイトボードを利用するメリット
オンラインホワイトボードを利用するメリットとして、以下を紹介します。
1. リアルタイムの共同作業が可能
2. 視覚的にアイデアを整理しやすい
3. タスク管理機能との連携が可能
どのようなメリットなのか、1つずつ詳しく見ていきましょう。
リアルタイムの共同作業が可能
オンラインホワイトボードの最大のメリットは、複数のメンバーが同時に編集や書き込みを行える点です。リアルタイムで意見を交換し合えるため、スムーズな意思決定が求められる場面で特に役立ちます。
リモートワークでも瞬時にフィードバックを共有できるため、従来の対面でのディスカッションに近い効率で作業が進行します。また、同じ画面を全員が確認できるので、情報の行き違いや誤解が発生しにくく、スムーズなコミュニケーションが可能です。
視覚的にアイデアを整理しやすい
オンラインホワイトボードは、アイデアを図やフローチャートとして視覚化しやすい特徴を持っています。アイデアをビジュアルで整理することで、複雑な情報を直感的に理解できるようになり、全体像の把握がしやすくなるでしょう。
また、付箋や図形、ラインなどの多様なツールを使えるため、チームメンバーの発想力が活性化し、柔軟なブレインストーミングが可能です。よりデザイン性の強化などを図りたい場合は、積極的にオンラインホワイトボードを活用しましょう。
タスク管理機能との連携が可能
多くのオンラインホワイトボードは、タスク管理ツールとのスムーズな連携が可能です。これにより、プロジェクトに必要なタスクの進捗状況をボード上で直接確認でき、全体の管理がしやすくなります。
メンバーに対してタスクのアサインや期限設定が簡単に行え、変更もリアルタイムで反映されるため、常に最新情報をもとにプロジェクトを進められます。オンラインホワイトボードとタスク管理の連携を行い、プロジェクトの効率化と一貫した情報共有を実現しましょう。
デジタルホワイトボードを利用するメリット
デジタルホワイトボードを利用するメリットとして、以下が挙げられます。
1. 直感的に操作できる
2. データの保存と共有がしやすい
3. 遠隔地のメンバーやクライアントとの商談がしやすい
それぞれチェックしていきましょう。
直感的に操作できる
デジタルホワイトボードは、従来のホワイトボードに近い操作感があるため、誰でも簡単に扱えます。ホワイトボードを日常的に利用しているメンバーにとっては、デジタル版への移行がスムーズで、新たな使い方を覚える負担が少なく済むでしょう。
直感的な操作性により、従業員教育のコストを抑えることが可能です。すぐに導入して使えるようにしたいという企業にとって、向いています。
データの保存と共有がしやすい
デジタルホワイトボードは、議論内容やアイデアをそのままデジタルデータとして保存できるため、議事録作成の手間が省け、情報の漏れも防げます。さらに、クラウド上で共有できるため、メンバーは基本的にどこからでも情報にアクセス可能です。
過去の会議内容やプロジェクトの記録もすぐに参照できるので、プロジェクトの進捗管理や改善活動が円滑に進められます。情報が常に一元管理され、全員が同じ内容を確認できる点も大きなメリットといえるでしょう。
遠隔地のメンバーやクライアントとの商談がしやすい
デジタルホワイトボードはインターネット接続さえあれば、異なる場所にいるメンバーやクライアントともリアルタイムで画面を共有できます。プレゼン資料や企画書をその場で編集し、フィードバックに即時対応できるため、商談や打ち合わせが円滑に進みます。
双方向でのやり取りが可能で、遠隔であっても対面に近い形でコミュニケーションが取れるため、ビジネスにおける信頼関係の構築にも効果的といえるでしょう。
ホワイトボードの代わりになる【おすすめオンラインホワイトボード】
オンライン上で利用できるオンラインホワイトボードは数多くありますが、ここでは代表的な4つのサービスを紹介します。
・Canva
・Miro(ミロ)
・Microsoft Whiteboard
・Whiteboard Fox
Canva
Canvaのオンラインホワイトボードは、使いやすさとカスタマイズ性に優れています。豊富な書き込みツールやスタンプ機能はもちろん、背景に動画や画像をセットしたりと自在なレイアウト作成が可能です。また、リアルタイムで他者の操作を確認できるので、円滑な議論やブレインストーミングにも役立ちます。
プロジェクト計画立案、マインドマップ作成、プレゼン資料の共有など、さまざまなシーンで大活躍するCanvaのオンラインホワイトボード。リモートワークを一層効率化し、創造性を高めます。
公式サイト:Canvaのオンラインホワイトボード
Miro(ミロ)
Miro(旧RealtimeBoard)は、世界中のチームが利用しているオンラインコラボレーションプラットフォームです。無限に広がるキャンバスにテキストや図形、画像や動画などを自由に配置したり、ドラッグアンドドロップで移動したりすることができます。
また、チャットやビデオ通話機能も備えており、リアルタイムにコミュニケーションしながら作業することができます。さらに、ブレインストーミングやプロジェクト管理、カスタマージャーニーマップなど様々なシーンに合わせたテンプレートも豊富に用意されています。無料プランでは最大3つのプロジェクトまで作成できます。
公式サイト:チームのためのビジュアルコラボレーションボード| Miro
Microsoft Whiteboard
Microsoft Whiteboardは、マイクロソフトが提供するオンラインホワイトボードサービスです。Windows 10やiOSのアプリ、またはWebブラウザからアクセスできます。手書きやタイピングでメモを書いたり、図形や画像を挿入したりすることができます。
また、インクレコグニションという機能で、手書きの文字や図形を自動的に整えたり、テーブルやグラフに変換したりすることができます。さらに、マイクロソフトの他のサービスとも連携できるので、OneNoteやTeamsなどで共有したり、PowerPointやWordなどにエクスポートしたりすることができます。無料プランでは無制限に利用できますが、マイクロソフトアカウントが必要です。
公式サイト:デジタル オンライン ホワイトボード アプリ | Microsoft Whiteboard
Whiteboard Fox
Whiteboard Foxは、シンプルで使いやすいオンラインホワイトボードサービスです。Webブラウザからすぐに利用できるので、ダウンロードや登録は不要です。ペンや消しゴム、テキストボックスなどの基本的なツールで書き込みを行ったり、URLを共有して他の人と共同編集したりすることができます。
また、タイムラプス機能で作業過程を再生したり、PDFやPNG形式で保存したりすることもできます。無料プランでは広告が表示されますが、有料プランでは広告を非表示にしたり、パスワード保護やSSL暗号化などのセキュリティ機能を利用できます。
公式サイト:シンプルなオンラインホワイトボード – Whiteboard Fox
ホワイトボードの代わりになる【おすすめデジタルホワイトボード(電子黒板)】
デジタルホワイトボードもまた、多くの種類と機能があります。特に、リモートワークや多拠点での業務が増える中で、物理的なホワイトボードではカバーできないニーズに応える新しい形のホワイトボードが求められています。
また、デジタルホワイトボードでは前述のオンラインホワイトボードツールを大画面で使用することも可能です。
一般的なペンを用いてボードに書き込むホワイトボード機能も持ちながら、PCなどと自由に接続することができるデジタルホワイトボードのおすすめ製品を3つ紹介します。
ミライタッチビズ|さつき株式会社
ミライタッチビズは、当社(さつき株式会社)が提供するデジタルホワイトボードです。このデジタルホワイトボードは一台で「書く・映す・繋がる」を完結させることができ、面倒な配線などの準備は必要ありません。
主な機能は以下を揃え、社内会議はもちろん建設現場で図面をみながら直感的に書き込みができるなど幅広く利用されています。
・ホワイトボード
・画面共有(無線ミラーリング)
・PC
・カメラ
・マイク
・スピーカー
・各種Web会議ツール(Zoom,Teams等)
・セキュリティ
導入社数は200社を超え、さまざまな現場で活躍しています。ミライタッチビズの商品詳細は以下の商品URLよりご確認ください。
公式サイト:デジタルホワイトボードならミライタッチビズ
インタラクティブホワイトボード|リコー
リコーが提供するこのインタラクティブホワイトボードは、特に大規模な会議やプレゼンテーションに最適です。高解像度の大画面でありながら、操作は非常にスムーズで直感的です。
また、リコー独自の画像処理技術により、鮮明な表示が可能です。このホワイトボードは、USBメモリーに保存するだけでなく、クラウドストレージとも連携可能で、データの共有が非常に容易です。これにより、会議の効率が大幅に向上します。
インタラクティブホワイトボードの商品詳細は以下の商品URLよりご確認ください。
公式サイト:ビジネス向けモデル / インタラクティブ ホワイトボード(電子黒板) | リコー
Brain Board|NEC
NECのBrain Boardは、77型と55型の2種類のサイズから選べます。このデジタルホワイトボードは4kを搭載し、解像度の高いオンライン会議が行えます。
Brain Boardの商品詳細は以下の商品URLよりご確認ください。
公式サイト:NECのインタラクティブホワイトボード(電子黒板) Brain Board: 映像ソリューション | NEC
以上が、特におすすめのデジタルホワイトボードです。物理的なホワイトボードの限界を補完し、さらには新しい価値を提供してくれるこれらのツールは、今後のビジネスシーンでの活躍が期待されます。
さらに本格的な比較が見たい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
【2024年版】デジタルホワイトボードおすすめ比較10選!種類や選び方も解説
まとめ
ホワイトボードは企業内でのコミュニケーションやプロジェクト管理に非常に便利なツールですが、リモートワークや多拠点での業務が増える現代においては、その機能に限界を感じる場面も多くあります。
そこで本記事では、その代わりとなる新しい形のツール、特にオンラインホワイトボードとデジタルホワイトボードに焦点を当て、その特長とおすすめの製品を紹介しました。
ホワイトボードの代わりとなる当社のデジタルホワイトボード ミライタッチビズは多数の機能を揃えており、オンライン会議はもちろんセミナー、説明会、工事現場など幅広く使用可能です。より詳細な情報や実際の使用感を知りたい場合、ミライタッチビズの商品ページでさらに詳しい情報を得ることができるためぜひ一度、ホワイトボードの代わりとしてご検討ください。