DX化

2026.06.29

職場の「DX化・デジタル化」、実際どこまで進んでいる?会社員の約8割が「アナログ作業の残存」を実感

「DX」「ペーパーレス」といった言葉は、いまやニュースやビジネスの場で当たり前のように耳にするようになりました。けれど実際の職場を思い浮かべると、紙の書類やFAXがまだ手元に残っている、という人も多いのではないでしょうか。

世の中の掛け声と、現場で働く一人ひとりの実感との間には、まだ少し距離があるのかもしれません。

そこで今回は株式会社NEXERと共同で、事前調査で「会社に勤めている」と回答した全国の男女200名を対象に「職場のDX化・デジタル化」についてのアンケートをおこないました。

「職場のDX化・デジタル化に関するアンケート」調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年6月11日 ~ 6月18日
調査対象者:事前調査で「会社に勤めている」と回答した全国の男女
有効回答:200サンプル
質問内容:
質問1:勤めている職場で、デジタル化(DX化)が進んでいると感じますか?
質問2:具体的にどのような場面でデジタル化が進んでいると感じますか?(複数選択可)
質問3:いまだにアナログな作業(紙への書き込み・FAX・印刷配布など)が残っていると感じますか?
質問4:具体的にどのようなアナログ作業が残っていますか?(複数選択可)
質問5:職場の「ペーパーレス化」に対して、どのような印象を持っていますか?
質問6:その印象を選んだ理由を教えてください。
質問7:職場のデジタル化を阻む最大の壁は何だと思いますか?
質問8:職場のデジタル化が進むことで、どのような効果を期待するか具体的に教えてください。

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

質問1:勤めている職場で、デジタル化(DX化)が進んでいると感じますか?

まずは、勤めている職場でデジタル化(DX化)が進んでいると感じるかを聞いてみました。

その結果、「ある程度進んでいると感じる」が36.0%、「とても進んでいると感じる」が8.5%となり、進んでいると感じている人は合わせて44.5%でした。

一方で「あまり進んでいないと感じる」が32.0%、「まったく進んでいないと感じる」が23.5%となり、進んでいないと感じている人は合わせて55.5%にのぼりました。

世の中ではDXという言葉が当たり前のように飛び交っています。
それでも、自分の職場で変化を実感できている人は半数に届かない、というのが現状のようです。

 

質問2:具体的にどのような場面でデジタル化が進んでいると感じますか?(複数選択可)

では、「進んでいる」と感じている人は、いったいどんな場面でそれを実感しているのでしょうか。勤めている職場でデジタル化(DX化)が進んでいると感じる方に、具体的な場面を聞いてみました。

最も多かったのは「勤怠・労務管理(打刻、各種申請など)」で65.2%でした。

次いで「会議・打ち合わせ(オンライン会議、資料のペーパーレス化)」が50.6%、「書類の電子化・電子契約」が43.8%と続きます。

打刻やオンライン会議といった、毎日のように触れる業務からデジタル化が浸透している様子がうかがえます。身近で取り入れやすいところから、少しずつ進んでいるということなのでしょう。

質問3:いまだにアナログな作業(紙への書き込み・FAX・印刷配布など)が残っていると感じますか?

続いて、紙への書き込みやFAX、印刷配布といったアナログな作業が、いまだに残っていると感じるかを聞いてみました。

その結果、「ある程度残っていると感じる」が48.5%、「多く残っていると感じる」が29.0%となり、残っていると感じている人は合わせて77.5%にのぼりました。実に8割近くの人が、自分の職場にアナログ作業がまだ残っていると実感していることになります。

デジタル化が進んでいると感じる人が半数に満たなかった先ほどの結果と重ね合わせると、多くの現場で「新しい仕組み」と「昔ながらのやり方」が、今もなお同居している実態が見えてきます。

 

質問4:具体的にどのようなアナログ作業が残っていますか?(複数選択可)

では、どんなアナログ作業が根強く残っているのでしょうか。
いまだにアナログな作業が残っていると感じる方に、具体的な作業を聞いてみました。

最も多かったのは「紙の書類への記入・押印」で71.6%でした。
次いで「手作業でのデータ入力・転記」が45.8%、「FAXでのやり取り」が43.2%と続きます。

紙とハンコ、そしてFAX。

長く日本の職場を支えてきた仕組みが、まだしっかりと現役であることが浮かび上がります。とりわけ手書きや押印は、相手や取引先の都合も絡むため、自分たちの努力だけでは変えにくい部分なのかもしれません。

社内の意欲だけでなく、取引先を含めた商習慣そのものが、変化のスピードを左右しているといえそうです。

質問5:職場の「ペーパーレス化」に対して、どのような印象を持っていますか?

続いて、職場のペーパーレス化(紙の書類を電子データに置き換える取り組み)について、どのような印象を持っているかを聞いてみました。


その結果、「どちらかといえば賛成」が33.0%、「課題はあるが必要だと思う」が30.5%、「賛成(積極的に進めるべき)」が25.5%という結果になりました。前向きに捉えている人は、合わせて89.0%にのぼります。

紙のアナログ作業はまだ多く残っているものの、ペーパーレス化そのものには、ほとんどの人が好意的だということがわかります。「変えたい」という気持ちは、すでに現場に広く共有されていることがわかります。

質問6では、職場のペーパーレス化を前向きに捉えている理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

  • 紙の資源がもったいないから。(20代・女性)
  • 負担が軽くなると思う(20代・男性)
  • 紙の保管がめんどくさいから(20代・女性)
  • 紙だと時間かかるから(20代・男性)
  • 同じ内容を転記することが多い(30代・女性)
  • 書類管理が楽になりそうだから(30代・男性)

資源の節約や時間の短縮、書類管理の負担が減ることなど、ペーパーレス化のメリットを挙げる声が多く見られました。紙の保管や転記といった、日々の細かな手間から解放されたいという思いも伝わってきます。

質問7:職場のデジタル化を阻む最大の壁は何だと思いますか?

では、職場のデジタル化を阻んでいる最大の壁は何なのでしょうか。
続いて、職場のデジタル化を阻む最大の壁は何だと思うか聞いてみました。

最も多かったのは「導入・運用にかかる費用」で28.5%でした。
次いで「これまでの習慣・やり方を変えられない」が20.0%、「ツールの使い方がわからない」が14.5%と続きます。

お金、慣れ、そして使いこなせるかどうか。
上位に並んだのは、いずれも特定の業界に限らない、多くの職場に共通する悩みです。

気持ちは前向きでも、最初の一歩を踏み出すコストやハードルが、変化をためらわせているのでしょう。

質問8:職場のデジタル化が進むことで、どのような効果を期待するか具体的に教えてください。

最後に、職場のデジタル化が進むことで期待する効果について聞いてみたので、一部を紹介します。

  • 資源の無駄が減らせる(20代・女性)
  • 紛失が無くなる(20代・男性)
  • 時短勤務ができる(20代・男性)
  • 同じ作業を何度もしなくてよい(30代・女性)
  • 情報共有の迅速化(30代・女性)
  • データ入力や書類整理などの作業時間を短縮して生産性の向上に繋がる(30代・男性)

業務の効率化や時間短縮、情報共有のスピードアップなど、日々の仕事が楽になる効果を期待する声が目立ちました。書類の紛失がなくなる、同じ作業を繰り返さずに済むといった、具体的な困りごとの解消を思い描く人もいます。

裏を返せば、こうした手間や非効率が、いまの職場にまだ残っているということでもあります。だからこそ多くの人が、変化に確かな期待を寄せているのだといえそうです。

まとめ

今回の調査では、55.5%が職場のデジタル化は「進んでいない」と感じ、約8割が「アナログ作業が残っている」と実感していることがわかりました。なかでも最も多く残るアナログ作業は「紙の書類への記入・押印」で、その割合は71.6%にのぼります。

その一方で、ペーパーレス化には約9割が前向きな印象を持っており、「変えたい気持ち」と「なかなか進まない現実」とのギャップが、はっきりと浮き彫りになりました。だからこそ、まずは会議や打ち合わせなど、取り組みやすい業務から見直すことが大切です。

さつき株式会社が提供するデジタルホワイトボード「ミライタッチBiz」は、会議や打ち合わせのペーパーレス化をはじめ、資料の画面共有や手書きメモのデータ保存・共有をスムーズにし、職場の「DX化・デジタル化」を後押しします。

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無理なく続けられる業務改善の選択肢として、ぜひお役立てください。

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    柳 颯人(Yanagi Hayato)
    さつき株式会社 ITソリューション事業部
    マーケティング部 マネージャー

    大学卒事業後、2017年にベンチャー企業で採用コンサルタントとして求人広告や人材紹介の営業に従事。
    2020年にさつき株式会社へ入社し、教育機関向け電子黒板『MIRAI TOUCH』の営業に携わる。年間1,000台以上の電子黒板を教育機関へ販売し、2023年よりマーケティング・広報・販促企画を担当。現在では、法人向けデジタルホワイトボード『MIRAI TOUCH Biz』の立ち上げ、プロモーションに加え、営業活動も並行して行っている。

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