デジタルホワイトボード

2025.06.04

電子黒板とは?種類・使い方・タッチディスプレイとの違いを分かりやすく解説

電子黒板を触る様子

「電子黒板って普通のホワイトボードと何が違うの?」
「電子黒板を導入するメリットは?使い方は?具体的なイメージが欲しい」

近年、教育現場やビジネスシーンで導入が進んでいる「電子黒板」。名前は聞いたことがあっても、具体的な機能や使い方まではよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、電子黒板の基本的な仕組みから主な種類、具体的な使い方、そしてタッチディスプレイとの違いまで、初めての方にもわかりやすく解説します。導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

電子黒板とは?

電子黒板の様子

電子黒板とは、従来の黒板やホワイトボードに代わるデジタル技術を用いたツールです。パソコンの画面を投影したり、書き込みができたりと、現代のニーズに応えた機能が多く搭載されています。

教育現場では、ICT教育や教員同士のコミュニケーション活発化のために導入されています。また、一般的な企業ではリモート会議の質の向上、プレゼンや定例での活用などさまざまな場面で使われているのがポイントです。

イメージしやすいように実際の導入事例を以下のページでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

>今すぐ電子黒板の企業導入事例を見る

 

電子黒板と類似機器の違い

電子黒板と類似機器の違いについて解説します。

  1. 電子黒板 vs デジタルホワイトボード
  2. 電子黒板 vs インタラクティブホワイトボード
  3. 電子黒板 vs タッチディスプレイ・タッチパネルモニター

これらの比較を見ていきましょう。

 

電子黒板 vs デジタルホワイトボード

「電子黒板」と「デジタルホワイトボード」は、どちらもタッチ操作や書き込みができる点で似ていますが、役割には違いがあります。「電子黒板」は教育現場での利用を前提とし、黒板のように「板書」を見せながら解説することが主な目的です。

一方で「デジタルホワイトボード」は、クラウドとの連携や共同編集機能が便利で、オフィスでの会議やブレストに適しています。特にビジネスシーンでは、ZoomやTeamsとの連動がスムーズな「デジタルホワイトボード」の方が好まれる傾向にあります。

 

電子黒板 vs インタラクティブホワイトボード

「電子黒板」と「インタラクティブホワイトボード」は、どちらも書き込みができるタッチパネル搭載ディスプレイを指しており機能も同じですが、日本では「電子黒板」という名称が一般的に使われており、海外製品や欧米の教育機関、企業では「インタラクティブホワイトボード」の名称で呼ばれることが多いため、利用シーンにおいては名称を使い分けた方が良いです。

機能は変わらないことが多いですが、製品によって教育機関向けにカスタマイズされていたり、企業向けにカスタマイズされているので、特に海外製品を購入する時はしっかりと確認して購入する必要があります。

 

電子黒板 vs タッチディスプレイ・タッチパネルモニター

「タッチディスプレイ」や「タッチパネルモニター」は、あくまで表示装置としての側面が強く、電子黒板のようにソフトウェアと連携して「書き込み」や「保存」ができるわけではありません

「タッチディスプレイ」や「タッチパネルモニター」はあくまでも「ハードウェア」であり、ペン操作やクラウド共有などを実現するには別途ソフトウェアの導入が必要です。

 

類似機器との比較一覧

電子黒板を使って説明する様子

類似機器との比較一覧について、以下の表にまとめました。

名称 操作性 主な用途 価格帯(目安)
電子黒板 タッチ&ペン操作対応 教育、ビジネス(研修) 高価格帯
(30〜100万円前後)
デジタルホワイトボード タッチ&ペン操作対応 ビジネス(ブレスト・ハイブリッド会議) 中価格帯
(20〜80万円前後)
インタラクティブホワイトボード タッチ&ペン操作対応 教育、ビジネス、遠隔授業 高価格帯
(30〜100万円前後)
タッチディスプレイ タッチ操作、書き込み機能:制限あり 店舗、展示、プレゼン活用 中価格帯
(10〜40万円前後)
タッチパネルモニター タッチ操作(指1本での操作が中心) 個人、専門業務向け 低~中価格帯
(5〜30万円前後)

それぞれの機器ごとに類似機能や違いがあるので、把握した上で導入を検討しましょう。

 

電子黒板の主な用途と導入メリット

merit

電子黒板の主な用途と導入メリットについて解説します。

実際の活用例をもとに解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

教育現場での活用例

教育現場での活用例として以下が挙げられます。

活用例 具体的な内容
書き込みながらの説明 ・教材を電子黒板に映し、教員が直接書き込みながら説明
・重要な箇所をより伝えやすくなる
遠隔授業への応用 ・在宅での授業展開が可能・学校に通えない生徒にも教えられる
個々のICT端末との連携 ・児童生徒のタブレット端末の画面を電子黒板に表示・全員の意見を共有することで意見交換がしやすくなる
視覚教材の活用 ・写真・動画・アニメーションを活用して説明・より生徒の理解も深まりやすくなる

 

企業・会議室での活用例

企業・会議室での活用例として以下が挙げられます。

活用例 具体的な内容
企業での教育・研修 ・教育資料の表示と解説・その場での書き込みによる理解のサポート
ブレインストーミング ・アイデアを手書きで自由に書き出しできる・書き込み機能で付箋のように移動・整理可能
ハイブリッド会議の展開 ・対面参加者(オフライン)とリモート参加者(オンライン)の会議の実現
・会議参加者の画面を同時に投影して意見を共有 
書き込みによる共有 ・情報の書き込みによって視覚的にも情報を共有しやすい・適宜、情報の修正や調整などもリアルタイムで実施できる

 

導入時に注意したいポイント

電子黒板を導入する際、以下のポイントは注意深く見ておきましょう。

導入時に注意したいポイント チェックすべきポイント
導入コスト ・設置費が別途かかることも多い・総額での見積もりを確認すべき・補助金対象かも要チェック
ソフトウェアの互換性 ・既存の業務システムやOS、端末と連携できるか事前検証が必要・操作感の違いによる現場の混乱にも注意
サポート体制 ・故障時の対応が遅いと業務に支障が出る・保守契約やサポートの有無を確認すべき・また、サポート内容や範囲も確認する

導入後に後悔しないためにも、自社の予算や環境と照らし合わせて確認することが大切です。

 

電子黒板とデジタルホワイトボードのご紹介

電子黒板を触る男性の様子

当社(さつき株式会社)では、黒板のように「板書」を見せながら解説することに適した教育用電子黒板とクラウドとの連携や会議に適した企業用デジタルホワイトボードを提供しております。

以下では、簡単な説明と事例をご紹介しておりますので、導入をお考えの方や気になっている方は、ぜひサイトから詳細をチェックしてみてください。

 

ミライタッチのご紹介

ミライタッチのサイト画像

ミライタッチは、教育現場向けの電子黒板です。健常者や障がい者、IT機器が苦手な方でも、誰でも直感的に使える仕様を採用しています。

複雑な配線が不要な仕様で、ホワイトボード機能やPC連携などが一台で完結しているのもポイント。教育現場で使える利便性の高い機能を多く搭載しており、実際に多くの教育現場での導入事例があります。

>ミライタッチの詳細について見てみる

 

奈良市立平城西小学校の導入事例

電子黒板を導入した奈良市立平城西小学校の事例

奈良市立平城西小学校では、GIGAスクール構想推進や授業改革の一環として、電子黒板「ミライタッチ」を理科室に試験導入し、実証研究を行いました。実際に導入後、高画質な映像や過去の板書をスムーズに保存・振り返れる機能などによって、子供たちの学習効率がアップしています。

また、教員側に関しても準備の手間が削減されるなど、負担の軽減につながっているのもポイント。生徒と教員どちらにも大きなメリットがあり、より快適に学習するキッカケにつながりました。

>今すぐ事例を見てみる

 

ミライタッチBiz

ミライタッチBizのサイト画像

ミライタッチBizは、企業向けのデジタルホワイトボードです。ホワイトボード、PC、周辺機器が1台に集約されているため、多くの企業でスムーズに導入しやすくなっています。

Chrome OSまたはWindowsを選択可能なので、普段使うソフトウェアやアプリと連携できるのも使いやすいポイント。実際に多くのスタートアップ、中小企業の導入事例があり、その使いやすさから定評 を得ています。

>ミライタッチBizについて見てみる

 

株式会社JALエンジニアリングの導入事例

電子黒板を導入した株式会社JALエンジニアリングの事例

株式会社JALエンジニアリングは、手書きホワイトボードによる情報共有の遅延について課題を感じていました。そこで、「ミライタッチBiz」を導入したところ、約5ヶ月のトライアルで操作性や機能性を実感し、本格的な導入に踏み切りました。

導入後は、リアルタイムでの人員配置や状況共有、クラウドツールの活用による視覚的な情報共有が進み、業務効率化を実現。社員間のコミュニケーション活性化にもつながりました。 

>今すぐ事例を見てみる

 

まとめ

電子黒板に書き込む画像

電子黒板は、画面に書き込みができ、パソコン画面の投影もできる現代的なツールです。アナログな黒板よりも高い利便性があるため、教育現場を中心に利用されています。デジタルホワイトボードと混同されるケースがありますが、デジタルホワイトボードはどちらかというと企業向きのツールです。

タッチディスプレイは、表示装置のため簡易的な指でのタッチ操作がメインで「書き込み」や「保存」はできません。

今回の記事で電子黒板と類似ツールの比較を行っているので、ぜひこの機会に理解度を深めてみてください。

▼教育機関向け
>ミライタッチの詳細について見てみる

▼企業向け
>ミライタッチBizについて見てみる

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著者

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    柳 颯人(Yanagi Hayato)
    さつき株式会社 ITソリューション事業部
    マーケティング部 マネージャー

    大学卒事業後、2017年にベンチャー企業で採用コンサルタントとして求人広告や人材紹介の営業に従事。
    2020年にさつき株式会社へ入社し、教育機関向け電子黒板『MIRAI TOUCH』の営業に携わる。年間1,000台以上の電子黒板を教育機関へ販売し、2019年よりマーケティング・広報・販促企画を担当。現在では、法人向けデジタルホワイトボード『MIRAI TOUCH Biz』の立ち上げ、プロモーションに加え、営業活動も並行して行っている。

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