導入前の課題
●法曹界では、民事訴訟法の改正等に伴い、提訴から判決までをオンラインで完結させるなど、裁判手続きにおけるデジタル化が段階的に進められていた。国際企業法務の分野で長年の実績を持つ同法律事務所でも、デジタル化への対応が急務だった。
以前はホワイトボードを使って打ち合わせを行っていたが、「板書内容を記録に残せない」「ボードを使うごとに消し跡が薄く残り、機密保持(プライバシー保護)の観点で不安がある」といった、アナログ特有の課題に悩まされていた。
●Web会議でも、PC画面の投影用として導入していたモニターのサイズが小さく、Excel等の細かな資料が見えづらいという難点もあった。
導入後の効果
●ホワイトボード・大画面モニター・PCの機能がミライタッチBiz1台に集約。オフライン・オンラインを問わず、あらゆる会議において「なくてはならないツール」として定着している。
●75型の大画面により、依頼者や裁判官とのWeb会議の進行がスムーズになった。画面越しでも裁判官の表情まで鮮明に読み取れるため、空気感やニュアンスがつかみやすく、対面時と遜色ないクオリティを担保できている。
●ホワイトボードに関しては、手書きと変わらない滑らかな書き心地を実現。さらに「板書のデータ保存」や「ワンタッチでの画面消去」といったデジタルならではの機能により、会議の効率が大幅に向上した。また、ピンチイン・ピンチアウト操作で描画スペースを自在に拡大できるため、複雑な関係図などを描く際にも重宝している。

ここ数年で、法曹界における民事裁判手続きのIT化が進んでいるのをご存知でしょうか。2026年5月21日の改正民事訴訟法・規則の全面施行に伴い、弁護士の日常業務は、紙と郵便の時代から完全デジタル時代へと一変。「3つのe(e提出、e法廷、e事件管理)」を柱として進められ、裁判所に行かずに手続きができる環境づくりや、事件記録のデジタル化が求められています。
そうした中で、小島国際法律事務所が選んだのが、デジタルホワイトボード『MIRAI TOUCH Biz(ミライタッチビズ)』でした。
小島国際法律事務所は1984年の設立以来、企業法務・国際法務を中心としたリーガルサービスを提供してきた法律事務所です。国内外の幅広い経験とネットワークを活かし、「依頼者の国際ビジネスを支えるプロフェッショナル集団」として多角的なニーズに応え続けています。
現在ミライタッチBizを4台導入し、依頼者との打ち合わせ時や、弁護士と裁判官で行われる「弁論準備手続」などで活用しています。導入後、事務所内でどのような変化が生まれたのでしょうか? 弁護士の石田様、光内様に、詳しくお話を伺いました。
コスパ・実績・サポート体制。3拍子揃った電子黒板の最適解。

弁護士 光内法雄 様(写真左)、 弁護士 石田 治 様(写真右)
ーーミライタッチBizを導入した目的や経緯について教えてください。
光内:
これまで法律上のさまざまな手続きは、紙や郵便、対面で行うことが前提となっていたのですが、法改正に伴いデジタル化が段階的に進められてきました。
我々がミライタッチBizの導入を検討し始めたのは、コロナ禍の頃でした。それまでの会議ではアナログなホワイトボードを使っていたのですが、依頼者とのミーティングがオンライン中心になったのと時を同じくして、裁判所でもWeb会議システムの活用がスタートしたんです。そうした環境の変化によって、デジタルホワイトボードの必要性が高まりました。

ーー購入にあたって、他社製品とも比較しましたか?
石田:
そうですね。多くの製品が出回っていたため迷いましたが、候補を数社に絞って見積もりを取り寄せたり、実機を見に行ったりして比較しました。その中でミライタッチBizを選んだ理由は、大きく3つあります。
1点目は、コストパフォーマンスの高さです。ある海外大手メーカーの製品と比べたとき、機能面は同等でありながら、ミライタッチBizの価格は3分の1ほどだったので驚きましたね。
2点目は、教育現場で多数の実績がある安心感です。さつき株式会社は、インクルーシブ電子黒板『MIRAI TOUCH(ミライタッチ)』も展開しており、全国の小中学校や特別支援学校などで採用されていると聞きました。誰にとっても使いやすい製品なんだろうなと直感的に確信できました。
3点目は、国内メーカーだからこそのサポート体制です。海外製品だと「何かあったときの問い合わせ先がAIチャットボットのみ」なんてこともありますが、ミライタッチBizはさつき社に直接相談できるので、とても心強く感じました。
キャンバスが無限に広がり、画面消去もワンタッチ。
会議効率も機密保持も高まった。

ーー普段はミライタッチBizをどのように活用していますか?
光内:
依頼者や裁判所との会議で、毎日のように使っています。たとえば、裁判の準備・整理を行う弁論準備手続では、裁判官とMicrosoft Teamsを使って画面越しに顔を合わせ、「争点はどこか」「どのような証拠を出すか」など、書面を確認しながら次回までの進め方を議論しています。
以前はどんなやり取りでも裁判所へ足を運ぶ必要があり、移動に多くの時間を費やしていました。現在はその多くをオンラインで完結できるようになり、生産性は飛躍的に高まったと感じています。
石田:
依頼者との対面での会議でも、ミライタッチBizは大活躍です。「ホワイトボード」「大型モニター」「PC」の役割を1台でこなす万能ツールなので、オンライン・対面を問わずシームレスに活用できる点が非常にありがたいですね。

ーー特に気に入っている機能やポイントはどこでしょうか。
光内:
一番は、やはり75型という大画面ですね。Excelなどの細かい資料でも大きく鮮明に映し出せるため、ストレスなく会議を進行できます。
また、弁論準備手続や口頭弁論では、こちらの説明が正しく伝わっているか、裁判官の反応を見極めることが非常に重要です。ミライタッチBizなら、画面越しでも裁判官の微細な表情まで読み取れて、対面時と変わらない空気感やニュアンス、手応えを掴めるので、とても助かっています。
石田:
依頼者との会議では、訴訟内容に登場する関係者の相関図を描いて、整理することが多いのですが、その度に電子黒板ならではの便利さを実感します。
たとえば、画面のピンチイン・ピンチアウト操作です。初回の打ち合わせなどは、依頼者のお話を伺う中で徐々に全体像が見えてくるため、相関図がどんどん広がっていきます。その際、画面をピンチ操作するだけで簡単に周囲の描画スペースを広げられるのは本当に便利ですね。
他にも、板書した内容をそのままデータとして保存できたり、一瞬で画面クリアができたりなど、便利機能が満載です。アナログなホワイトボードの板書をわざわざスマホで撮影して、そのデータをPCに転送して……なんて作業を行っていた時代が嘘のようですね。

光内:
弁護士には厳格な守秘義務があるため、会議後はホワイトボードの板書を跡形もなく消去する必要があります。アナログなホワイトボードだとクリーナーを使っても文字の跡が薄く残ってしまうことがあり、毎回力を込めてゴシゴシ消さなければなりませんでした。そうした細かなストレスや機密保持上の懸念が一気に解消されたことも、「ミライタッチBizを導入してよかった!」と感じる理由の一つになっています。
配線の煩わしさを解消。来客者に好印象を与える美しいオフィスへ。

ーーミライタッチBizを導入後、どのような変化がありましたか?
光内:
一般的な大型モニターとは異なり、ミライタッチBizは本体自体がPCとして機能するOS搭載ツールなので、会議中に「手元のPC」と「ホワイトボードやモニター」を何度も往復する必要がなくなりました。表示ウィンドウの切り替えもスピーディーに行えるため、会議全体の進行が非常にスムーズになったと感じています。
石田:
以前はコンセントや他デバイスを繋ぐ配線などでゴチャゴチャしていたのですが、ミライタッチBizはケーブル類が最小限で済むため、見栄えがとても良くなったと感じます。お客様を会議室へお通しした際も、「きれいなオフィスですね」とお褒めの言葉をいただく機会が増えました。
また、会議室の事前準備を担当するスタッフも、「画面上で直感的にタッチ操作ができるようになったことで、準備にかかる手間も大幅に削減できる」と言っています。
ミライタッチBizは、法曹界の今後を支える画期的ツール。

ーー今後試してみたい活用方法や、使ってみたい機能があれば教えてください。
石田:
共有サーバーなどを活用しながら自分のPCとミライタッチBizを連携させて、よりインタラクティブに使いこなしたいですね。PCで作成した資料を共有サーバーに格納しておけば、ミライタッチBizから直接アクセスしてその場で編集・追記も可能になります。セキュリティ面の懸念を払拭した上で実現できれば、会議のクオリティはさらに高まると期待しています。
光内:
当事務所は国際法務の案件が多く、海外のクライアントとコミュニケーションを取る機会が多いんです。そのため今後は、ミライタッチBiz上で「翻訳アプリ」を本格的に活用していきたいです。
議事録の自動翻訳はもちろんのこと、今は会議中にリアルタイムで同時通訳してくれるアプリなども出てきているので、ミライタッチBizにインストールしてぜひ試してみたいですね。
ーーミライタッチBizをどのような事業者や組織におすすめしたいですか?
石田:
ホワイトボード機能が非常に優秀ですので、複数名でブレスト会議や議論を行う組織におすすめしたいです。手書きと変わらない滑らかな書き心地と、直感的に操作できるストレスフリーな使用感を、ぜひ味わっていただきたいですね。
光内:
豊富な導入実績があり、国内メーカーならではの万能なサポート体制、さらにはコストパフォーマンスの高さまで兼ね備えているため、行政機関や裁判所などでも選ばれやすい製品だと実感しています。
ミライタッチBizは最高裁判所にも導入されているツールとお聞きしました。今後は全国の地方裁判所にもこうしたデジタルツールが広がっていくはずです。
「ドラマに出てくるような法廷での証人尋問すら、遠くない未来にオンライン化される」と言われているほど、法曹界のデジタルシフトは凄まじいスピードで進んでいます。これからの時代、ミライタッチBizのような存在は、業務を支えるインフラとして一層欠かせないものになっていくのではないでしょうか。
